治験バイトに向いている人とは? | 治験バイト募集の治験バンク
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2021/06/02

治験バイトに向いている人とは?

治験バイトに向いている人とは?

高額な協力金(負担軽減費)が短期間で得られる「治験」。最近では、割の良い高額バイトだ!と、治験モニターを希望する人が増えています。
治験は新薬開発のために必ず実施しなければいけない「人に対して」行う試験のこと。その際、「治験モニター」の協力なくしては、臨床試験は成立しません。

では、治験モニターは何をするのかといえば、ほとんどが、くすりの候補を投与され、安全性や有効性などのデータを取るための採血をする・・・というもの。未承認のくすりを使うということで少し不安を感じる人もいるようですが、治験のメリットとデメリットを理解しておけば大丈夫です。
自分の意志で参加・不参加を決められる(ただし、それぞれの治験には参加条件があり、合致した人が採用されます)、途中で辞退することもできる、学歴・経験・スキルは不問、などと通常のアルバイトに比べて格段に厚遇されているのも治験モニターが人気である理由の一つでしょう。

メリット

なんといっても短期で高額の収入が得られることです。ただ、「治験バイト」と呼ばれてはいますが、正確には「バイト」ではなく有償のボランティアであり、報酬も治験期間中に発生する行動制限や経費といった負担を軽くするための「負担軽減費」というのが正式名称です。
治験には通院治験と入院治験の2つのタイプがあり、各々1日7,000円から20,000円という負担軽減費(協力金)が支払われます。

次に、最新の薬品や治療が試せるというメリットがあります。
治験は健康な人ばかりでなく持病のある患者さんでも参加することができます。
特定の病気に対するくすりの効果を見るためには、その疾患を持つ患者さんの参加が欠かせません。とくに重篤な病気であったり、思うように治療効果が得られなかったりという患者さんにとって、最新のくすりを試せることは願ってもない機会でしょう。

デメリット

未承認の「くすりの候補」を使う検査のため、副作用という不安要素があります。
治験(臨床試験)は、長年、試験や動物実験を重ね、安全性を確かめたくすり候補を使い、厚生労働省が定めた厳密な基準(PCG)に従って、最適な条件下で実施されます。とはいえ未承認のくすりを使うため、副作用が全くないとは言い切れません。
副作用の症状は、眠気や下痢、便秘、胃の不快感などとさまざまですが、事前の説明会を聞き、しっかり理解したうえで治験に参加するかどうかを決めるといいでしょう。
もし、副作用が出たら・・・すぐに治験を中止して速やかに健康回復のための処置がされます。後日身体に影響がみられた場合でも、手厚い対応と保障が受けられます。

次に知っておきたいデメリットは、治験中はほぼ毎日採血があるということです。注射が苦手な方は参加の前に採血の状況について実施機関に質問してみるといいでしょう。
また、入院タイプの治験では、治験期間中は日常生活に制限があります。飲酒・喫煙の禁止や間食の禁止であったり、食事の時間が決められていたり、就寝時間が決まっていたりします。

治験バイトに向いている人とは

本来、治験はボランティア活動です。治験モニターを一般的なアルバイトではなく、「ボランティア活動」の一貫ととらえて参加できる人が「治験バイトに向いている人」だといえます。
また、自由な時間を作り出せる、団体生活が苦にならない、入院生活をゆとりを持って過ごせる人。治験中は、日常行動に制限があったり、嗜好品を控えたり、時間に厳しかったりと我慢すべきことがありますが、それをデメリットととらえずに、「規則正しい健康的な暮らしができる良いチャンスだ」と前向きに考えられる人は治験バイトに向いています。

治験についての詳しい情報は公的サイトで公表されている情報もご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu.html