高額報酬が貰える!治験バイトを解説 | 治験バイト募集の治験バンク
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2022/06/29

高額報酬が貰える!治験バイトを解説

「楽して高収入を得られる」と言われることも多い治験バイト。その一方で、薬の副作用などに対して不安があり、治験バイトに興味はあるものの一歩が踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、「治験バイトの基本概要」や「治験バイトのメリットと注意点」など、治験バイトにまつわるさまざまな疑問について詳しく解説します。

治験とは

治験とは、厚生労働省から新薬の承認を受けるために行う臨床試験のことをいいます。

臨床試験では、薬の効果や安全性、副作用などを調べデータ化することを目的に、医療機関や製薬会社などが人間に対して薬の投与を行います。

治験バイトは、これらの治験の被験者として、新薬の検証に参加することをいいます。

治験の被験者になると薬の検証の対価として謝礼金(負担軽減費)が支払われるため、「治験バイト」と呼称されていますが、厳密には有償ボランティアとなります。

なお、治験バイトは新薬の治験以外にも、化粧品や特定健康食品などのサプリメントの新製品開発において募集されることもあります。

治験バイトでは何するの?

治験バイトとは、簡単にいうと「新薬のモニターとして参加すること」をいいます。
「薬のモニターになるだけで稼げる」と思われている方もいるでしょう。
興味はあるけれど、詳しくは知らないという方も多いと多いと思います。

治験バイトには通院と入院の2種類のタイプがあり、参加内容によって治験の流れは変わります。
これらをふまえて、まずは治験バイトの基本概要についてご説明します。

通院タイプ

通院タイプの治験バイトは、決められた期間中に指定の機関に出向き、新薬や特定健康食品などの臨床試験に参加して服用後の変化をチェックするのが主な内容となります。

入院タイプと比べると拘束時間が短く、治験の期間は1ヶ月~3ヶ月程度となることが一般的です。

治験バイトの募集内容に合わせて、主治医から治験バイトを紹介されることもありますが、内容によっては健康な方でも参加できるケースもあります。

入院タイプ

入院タイプの治験バイトは、指定の医療機関に入院し治験を行い、決められた期間の間は、規則正しく生活をすることが主な内容となります。

入院期間は数日と短いものから数ヶ月と長くなるケースもあり、内容はさまざまです。

入院タイプにおける治験バイトの条件は、20歳以上で健康体の男性となることが多く、
肥満体型の方や基礎疾患などがある方は対象外となることが多いです。

治験バイトのメリット

新薬などのモニターとなることで、治験バイトに対して「怖い」といったイメージを抱く方もいるかもしれません。

そこで、治験バイトの印象が変わる「治験バイトのメリット」についてご紹介します。

高額な謝礼金が貰える

治験に参加する期間や内容などによって金額は変わるものの、治験バイトのメリットとは「高額な謝礼金」がもらえることです。

治験バイトの報酬は主に1日単位で計算されることが多く、1日1万円〜3万円程度が目安となります。

通院タイプでは通院回数が多い治験では高額な報酬になりやすいことや、
入院タイプの治験では、毎日規則正しく生活をしているだけで謝礼金がもらえることもあるため「楽して高額報酬がもらえる」といわれる理由となっています。

健康診断を企業側の負担で受けられる

治験バイトとして治験に参加する際は、治験の基準に満たしているかを確認するために、無料で健康診断を実施します。

そのため、個人で健康診断を受けるときに発生する病院代を負担することなく、企業側の負担で健康診断を受けられるというメリットがあります。

また、項目の少ない一般的な健康診断と比べ、治験バイトの健康診断は詳細な項目で健康診断を実施してくれるため、自身の健康状態をチェックするうえでも大きなメリットがあります。

治験バイトの注意点

実際に治験バイトとして参加する場合、どのようなことに注意しなければならないのでしょうか。ここからは治験バイトの注意点について説明します。

副作用が出るかもしれない

新薬に対する治験を実施するにあたって、製薬会社は厚生労働省が定めるガイドラインにもとづき治験を実施しています。しかし、治験によって薬の安全性や有効性などを調べるなかで、薬の副作用が決して出ないとは言い切れません。

万が一薬の投与によって副作用が出た場合は、治験は中止され適切に処置を行ってもらえますが、治験バイトに参加することで「副作用が出るかもしれない」という事はよく理解をして参加する必要があります。

参加には年齢や病歴などの条件がある

治験バイトは、それぞれ治験の内容に応じて参加条件が異なります。

たとえば、通院タイプの治験バイトであれば特定の疾患がある方のみが対象となっていたり、入院タイプでも年齢制限があって参加ができなかったりすることがあります。

また、大きな病歴はないものの、喘息やアトピー性皮膚炎などの症状がある方は対象外となる場合などもあります。

そのため、治験バイトは必ずしも誰もが参加できるものではなく、それぞれの治験内容に応じて参加条件をよく確認する必要があります。

食事や運動を制限される場合がある

治験バイトによっては、より正確な薬の効果を検証するために食事制限を設けているケースもあります。

食事制限がある治験バイトは主に入院タイプに多い傾向があり、食事制限だけでなく運動を制限される場合も多くあります。

入院中は基本的に病室で静かに過ごすことになるため、普段活動的に生活をしている方にとっては、制限の多い入院生活はつらいと感じることがあるかもしれません。

治験バイトに参加するには

治験バイトへ参加するには、募集をしている企業のHPに会員登録をしたり、健康状態などを調べてもらったりと、一般的なアルバイトとは異なります。
治験バイトの応募から参加までの流れについてご案内します。

1,治験バイトの募集サイトに登録し、応募する

治験バイトの募集は、アルバイトやパートなどの求人サイトには掲載されていません。
そのため、まずは治験バイトの募集サイトで登録を行うことからスタートします。

治験バイト募集サイトの登録は、氏名や年齢、住所だけでなく、身長や体重、BMI、薬や花粉などのアレルギーの有無、疾患の有無、服用中の薬などを詳細に入力します。

これらの登録事項をすべて入力し登録が完了した後は、自分に合う治験に応募するという流れになります。

2,事前の健康診断を受ける

自分に合う治験に応募をした後は、事前に実施される説明会に参加します。

説明会では、医師から治験の内容や実施期間をはじめ、投薬に関する注意事項や副作用の有無、謝礼金などについて、治験概要の説明があります。

その後、治験の基準を満たしているかどうかを確認するため、事前の健康診断を受けることになります。

健康診断の結果によって治験の基準を満たさなかった場合、希望する治験には参加できなくなりますが、交通費を含む健康診断分の謝礼金は支払われます。
しかし、虚偽の申告があった場合には支給されないことがありますのでしっかり治験内容を確認しましょう。

治験スタート

事前に行われる健康診断の結果が問題なく、企業側が治験に適していると判断すれば治験開始となります。治験開始にあたっては、企業側が指定する日程に合わせ、指定の機関に出向き治験へ参加します。

通院・入院どちらの場合でも、基本的に薬の服用と採血、脈拍・血圧チェックなどが必要に応じて行われ、治験の内容によっては食事制限があったり、指定の時間に合わせて運動を行うこともあります。

なお、入院の場合は治験に必要な項目が終了すれば、基本的にはその後は自由時間となります。入院中は1日3食すべて用意してもらえるので、個別に食事を用意する必要もありません。

謝礼金の受け取り

問題なく治験が終了した際には、治験に参加した謝礼として負担軽減費が支払われます。

謝礼金の受け取り方は直接手渡しとなることもあれば、銀行振込となることもあるので、参加条件や事前に行われる説明会の際に確認しておきましょう

謝礼金を受け取った後は、治験によって身体に影響を及ぼしていないかを確認するための事後検査を受けることになります。事後検査の結果によっては、その後通院あるいは入院となることもあります。

治験バイトの体験談

これから初めて治験バイトに参加しようと思っている方へ、メリットと注意点をおさえた上で、参考にして頂きたい治験バイトの体験談をいくつかご紹介します。

・2泊3日の入院で新薬の治験を受けました。1日1回薬を飲んで後は採血をするのみで、寝て起きてとしていたらあっという間に終わりました。(男性/30代/会社員)
・10日間入院の治験バイトに参加しました。1日数回の採血と食事、運動の時間以外は基本自由時間で、大量の本を持ち込んで満喫しました。これで謝礼金10万円とは驚きです。(男性/40代/会社員)
・初めての治験バイトでしたが、とにかく採血の回数が多くてびっくりしました。何度も採血をされて腕が痛くなり、後半は苦痛でした。(女性/20代/フリーター)

まとめ

治験バイトは、新薬が世に出るために必要な治験(臨床試験)に被験者として参加する有償ボランティアです。

治験バイトに参加すると受け取れる謝礼金は一般的なアルバイトと比べると高額で、参加条件はあるものの健康な方であれば参加できる機会は意外と多くあります。

もちろん、治験バイトに参加するうえでは健康へのリスクなどを考慮する必要もありますが、治験内容を理解したうえで「治験に抵抗がない」という方は、社会貢献のひとつとして治験バイトに参加してみてください。