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コラム

  • 豆知識

2021/03/09

治験期間の過ごし方。基本自由

治験モニターは高額バイト?

「治験」とは、製薬メーカーや医療機器メーカーが、新しいくすり(くすりの候補)、新しい医療機器を製造販売できるよう、厚生労働省から承認を得るにあたって行う臨床試験(人における)のことです。
治験では、健康な人や特定の病気にかかっている患者さんの協力を得て、人への効果と安全性を調べます。この臨床試験に参加してくれる人を「治験モニター」と呼んでいます。
実は、治験モニターには、かなり高額な謝礼金が支給されるのです。
比較的短期間で、そこそこ楽にガッツリ稼げるところから「治験バイト」と呼ばれたりしますが、治験はアルバイトではなく「ボランティア」。支払われるのはバイトの報酬ではなく、治験に参加される方にお願いする日常生活や行動への制限(喫煙・飲酒・運動など)、入院や通院にかかる経済的負担(交通費・昼食代など)、また時間的な拘束などに対する協力金(負担軽減費)です。

治験には2つのタイプが

治験には通院・入院の2つのタイプがあります。どちらも基本的にはくすりの候補を使って、効果、体調の変化、副作用の有無などを検査します。検査ではほとんどの場合に採血を行いますが、治験の内容やくすり候補の成分などによってその頻度は異なります。また支払われる協力金の額も違ってきます。

通院タイプの治験

通院タイプは、半日程度で日帰りできるものがたくさんありますが、治験の内容によって、一定期間毎日通院するものや1週間に1回通院、1カ月に数度・・・と、実にさまざまです。
通院タイプの治験の協力金は1回7千円〜1万円程度。入院治験に比べて低くなりますが、生活スタイルを変えることなく自宅から通えるため、気楽なバイト感覚で参加できるのがいいところです。

入院タイプの治験

入院タイプは、数日の場合や1カ月近くかかる案件もあり、病院や医療施設に入院して、しっかりとしたスケジュール管理のもとに集団生活を送ります。
くすりの効果や副作用などを検査するためにも規則正しい生活が不可欠で・起床時間・食事時間・就寝時間も厳格に決められています。
こうした生活の中で定期的に検査が行われますが、それ以外は基本的には自由行動。食事代ももちろん無料で、栄養学的に考えられたきちんとした食事が出ます。
ほとんどの施設で娯楽設備が充実しており、ゲームやり放題、漫画・雑誌は読み放題。Wi-Fi環境が整っていることは当たり前です。
ただし、外出・喫煙・飲酒は制限されます。場合によってはスマートフォンの使用時間に制限があることも。
こうした制限に従って長期間入院する治験では、通院に比べて協力金も多く支払われます。およその相場が1泊1〜2万円。1カ月入院した場合は30〜60万円が支払われます。これが、治験が「高額バイト」と称される理由でしょう。

治験終了後には協力金(負担軽減費)が支払われます。
通院タイプでは即日手渡しがほとんどですが、入院タイプなら振り込みもあるため、事前に確認しておきましょう。

治験モニターで社会貢献する?

これまでになかった、効果的なくすり、安全性の高いくすりを誕生させるためには治験が欠かせません。そして治験で成績を確認するためには治験モニターの参加が絶対条件です。治験モニターになることで、新しいくすりが誕生し、将来的には自分や子どもたちが使うくすりとなっていく・・・。治験モニターは、高額を得られるとともに社会貢献もできる、達成感のある有償ボランティアです。