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2021/04/20

高額の治験バイト、その内容とは?

高額の治験バイト、その内容とは?

治験バイト、なぜ人気があるの?

新型コロナウイルスの影響で、パートやアルバイト、派遣の皆さんの収入が激減しています。働きたくても募集がない、時短営業で働く時間が大幅に減ったという声があちらこちらで聞かれます。
そんな中で、人気上昇中なのが「治験バイト」です。学生さんや主婦の皆さんに混じって、サラリーマンの応募も数多く見られるようになりました。

「治験」とは。これまでになかった効果的なくすり、安全性の高いくすりを開発した際、厚生労働省から承認を得るために行う臨床試験(人における)のことです。
治験では、健康な人や特定の病気にかかっている患者さんの協力を得て、人への効果と安全性を調べます。この臨床試験に参加してくれる人を「治験モニター」と呼んでいます。
治験モニターは「ボランティア」のため、本来、報酬はないのですが、治験に参加することで必要になる交通費や食事代、通院・入院治験での時間的拘束、日常生活の制限などの負担を軽くするために、協力金という名目でかなり高額の「負担軽減費」が支払われています。
高額の収入が得られて、しかも思ったより軽度な仕事内容であることから、通称「治験バイト」と呼ばれ、現在たくさんの人が期待をもって参加しています。

治験バイトに参加するための条件とは

学歴や、経験、スキルなどは要りませんが、治験参加には「条件(基準)」があります。その参加条件は、治験によってさまざまで、たとえば年齢、体型であったり、病気の有無や状態であったりと細かい制限がつく場合もあります。時には診察や検査の結果、担当医師の判断によって参加できないこともあります。その一番の理由は、参加を希望する治験モニターさんの安全性や健康に配慮しているからです。

治験には選択基準(条件)と除外基準(条件)があります。

選択基準 – その基準に該当することが必要

例えば
 年齢は20歳から50歳までの患者さん
 血糖値が○○未満
 体脂肪が○○以上

除外基準 – その基準に該当しないことが必要

例えば
 過去に今回の治験と同内容のくすりを投与された患者さん
 5カ月以内に他の治験に参加した治験モニターさん
 妊娠・授乳中の方

このほか、治験薬によってさまざまな条件があるため、治験専用サイトの募集案件をよく読んで応募しましょう。

どんな仕事内容?

治験には「通院タイプ」と「入院タイプ」がありますが、どちらも基本的にはくすりやサプリメントを服用して、その後の体調の変化を採血で検査するという内容です。採血の頻度は治験によって異なります。

採血や脳波測定のモニターなど、比較的負担が軽い通院タイプであれば、作業時間は4〜5時間、遅くても1日以内に終了します。ただ通院であっても、長期にわたるものがあり、週に1回通院、月に数回通院などと、治験によって違います。

病院に入院し、しっかりと時間管理された生活を送りながら検査をする入院タイプの治験では、定期的な検査の時間以外は自由行動です。施設に備えられている雑誌、マンガ、テレビは自由に見られるし、パソコンを使って仕事をしたり勉強をすることもできます。ただし、基本的に外出は禁止で、喫煙、飲酒、間食などは制限されます(一部例外もあります)。
比較的自由時間のある人、集団生活が苦にならない人は長期入院タイプが効率的でいいでしょう。

治験バイトの体験例を紹介します

Aさん

製薬会社の新薬の治験でした。粉薬を飲んでレポートを書くというものです。粉を口に入れて、コップ1杯の水で飲み込めるか、味はどうか、ニオイはどうか、気分は悪くないか・・。拘束時間は2時間ほどです。治験の前に、製薬会社からは新薬の説明や健康に影響はないというような話をしっかりとされました。

Bさん

睡眠導入剤のデータ収集の治験に参加しました。夕方18時に病院に入り、食事の後、20時に投薬され、翌朝の7時まで心拍数や脳波のデータを取ります。拘束時間は1日15時間で、3日間続けることを2週間にかけて行いました。

Cさん

金曜日に有給を取って、週末の3泊4日という入院治験に参加しました。くすりを飲んで、トイレと食事以外はずっとベッドで横になっているというものでした。血液検査の回数が多いことが、ちょっと面倒でしたが、体への影響は何もありませんでした。