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  • 豆知識

2021/03/17

治験バイトの条件にある「休薬期間」とは?

高収入の治験バイト。かけ持ちはできる?

新しいくすり候補や化粧品、トクホ製品などが国から承認を受けるために、人をつかって実施する治験(臨床試験)。協力金(負担軽減費)として、通院タイプなら1日7千円から1万円、入院タイプだと場合によっては60万円近くもらえることも。
くすりを投与されデータを提供するだけで、これほどの高額がもらえるなら、どんどん応募したくなりますよね。
ところが、それはできないのです。

治験には「休薬期間」というものが設けられていて、案件によって多少の違いはありますが3カ月〜4カ月空けないと、次の治験には参加できないことになっています。
「そんなの無視して稼ぎたい。治験の病院が変われば分からないのでは?」
休薬期間をごまかして参加したら・・・、バレます。治験を行う病院や医療施設は「臨床試験受託事業協会」に参加しており「被験者照合システム」で、治験参加者のデータを共有しているからです。
もしも休薬期間をごまかそうとしたり、案件のかけもちをしていたら、二度と治験バイトには参加できなくなります。
ここまで厳格に休薬期間を設け、管理するのは、くすり候補の正確なデータを得るためであり、治験参加者の健康を守るためでもあります。

休薬期間があるのはなぜ?

治験モニターの安全・健康を守るため

一度治験バイトをすれば、少なくとも4カ月は間を空けなくてはいけません。これを休薬期間といい、治験モニターの体の安全・健康を守るために、国が定めた必須事項です。

それというのも、治験薬など開発途中のくすり同士が合わさった時、どのように影響し合うか(相互作用といいます)分かっていないからです。
ふだんでも複数のくすりを(風邪薬と痛み止めなど)同時に飲むと、くすりの効果が強くなったり反対に弱くなったりということがあります。
また、治験中に副作用が起こった場合、前回のくすりの影響なのか、今回のくすりが原因なのかを特定するために時間がかかり、適切な処置を素早く行えないというリスクが出てくることも。
前回の治験薬がすっかり排出されるまで(約4カ月)、次の治験モニターにはなれません。
もちろん、治験の掛け持ちはできません。

正確なデータ収集のさまたげになるから

長い年月をかけて積み重ねた基礎研究や動物実験によって、新薬の効果や副作用を予測していても、別の薬が体内に残っている治験モニターに投与した場合は、本来得られるはずのデータ収集が困難に。悪くすれば予想外の健康被害が出たりすることにもなりかねません。
想定外のデータの発生によって認可が遅れたり、信頼性を損なったりという可能性も出てくるため、状況によっては莫大な損失に対する損害賠償を請求されることも考えられます。
たかがバイトと考えずに、治験の目的をきちんと認識し、適切な休薬期間をとってから次の治験に参加するようにしましょう。ルールさえ守れば、これほど条件の良いアルバイトはないでしょう。

治験モニターが守るべきルール

高収入イコール治験バイトと言われるほど人気の治験モニターですが、治験によってさまざまな参加基準があります。基本的な禁止条件は以下のとおりです。

  • 過去4カ月以内に治験や献血を行っている方
  • 身分を証明することができない方
  • 未成年の方(一部例外があります)
  • 外国籍の方(一部例外があります)
  • タトゥーまたは入れ墨がある方(一部例外があります)
  • 現在、歯の治療を行っている方
  • 生活保護を受けている方(生活保護受給者)
  • 応募エリア外の方(例外もあります)

ルールを守ってしっかり高収入をゲットしましょう。