コロナ禍で、カラオケバイトは激減。いつまで我慢?
大学生やフリーターに人気の高いカラオケバイト。メリットとして一番に上げられるのが「シフトの選択肢が多い」こと。最短3時間程度からシフトに入れたり、1週間前にシフトを決められたりと、融通が利きやすいため、学習やプライベートの予定調整がしやすいことがウケてる理由です。
また、同世代が多く、友だちができやすい、社割が使えて好きなカラオケがお得に楽しめるというメリットもあるようです。
一方で、カラオケバイトは、受付は料金体系などの種類を覚える、店内スタッフは、フードやドリンクの調理提供や部屋の清掃・管理など、やるべきこと、覚えるべきことが多くて大変という声も聞かれます。とくに土日は忙しく、お客さんが退店した後の部屋の清掃や食器の片付けが思ったより重労働で疲れたという体力面でのキツさもデメリットとして挙げられています。
どんなバイトにもメリット・デメリットがあり、収入にも波はあります。
しかし、カラオケバイトに関して言えば、なによりも「新型コロナ」がバイトの激減と収入の低下に大きく影響していると考えられます。
2019年末に確認された新型コロナウイルス感染症が瞬く間に世界的なパンデミックへと広がって(日本では2020年1月から)、何度も緊急事態宣言が発出され、ステイホームが強調されてきました。今なお収束の目処が立たないコロナ禍によって、カラオケ店の利用には自粛ムードが続いています。
「治験バイト」で収入の落ち込みをカバーする
現在、募集自体が縮小しているカラオケバイト。予定していた収入をどう取り戻す?手軽に参加できて、できれば軽労働で高収入になるアルバイトはないの?
そんな声に応えて、おすすめするのが「治験」=「治験バイト」です。
「治験バイト」とは?
治験とは、製薬メーカーが、新しいくすり(くすりの候補)を厚生労働省に承認してもらうために、人において行う「臨床試験」のことです。
治験では、健康な人や特定の病気にかかっている患者さんの協力を得て、人への効果と安全性を調べます。この臨床試験に参加してくれる人を「治験モニター」と呼んでいます。
治験モニターには、かなり高額な謝礼金が支給されます。これは、バイトの報酬ではなく、治験に参加される方にお願いする日常生活や行動への制限(喫煙・飲酒・運動など)、入院や通院にかかる経済的負担(交通費・昼食代など)、また時間的な拘束などに対して支払われる協力金(負担軽減費)です。
この協力金がかなりの高額であるため、一部で「治験バイト」と呼ばれているのです。
学生・フリーターさんなら「入院タイプ「通院タイプ」どちらも可能
治験には通院・入院の2つのタイプがあります。どちらも基本的にはくすりの候補を使って、効果、体調の変化、副作用の有無などを検査します。検査ではほとんどの場合に採血を行いますが、治験の内容やくすり候補の成分などによってその頻度は異なります。また支払われる協力金の額も違ってきます。
通院タイプの治験
通院タイプは、半日程度で日帰りできるものがたくさんありますが、治験の内容によって、一定期間毎日通院するものや1週間に1回通院、1カ月に数度・・・と、実にさまざまです。アルバイトとしてメリットが多いのは、週・月に何回か通院しながら半年、1年とデータを収集する長期の通院タイプでしょう。
通院タイプの治験の協力金は1回7千円〜1万円程度。入院治験に比べて低くなりますが、生活スタイルを変えることなく自宅から通えるため、気楽なバイト感覚で参加できるのがいいところです。
入院タイプの治験
まとまった休みが取れるなら、入院タイプが効率的です。
入院治験では、採血や検診などの時間以外は基本的に自由に過ごしていただけます。ほとんどの施設に、テレビ・漫画・ゲームなどの娯楽が用意してあります。またパソコンの持ち込みもOKで、Wi-Fi環境も整っているため、動画を見たり、勉強や仕事をしたりも自由にできます。。
ただし、外出・喫煙・飲酒は制限されます。場合によってはスマートフォンの使用時間に制限があることも。
こうした制限に従って長期間入院する治験では、通院に比べて協力金も多く支払われます。およその相場が1泊1〜2万円。1カ月入院した場合は30〜60万円が支払われます。これが、治験が「高額バイト」と称される理由でしょう。
治験バイトに興味のある方は、一度「治験バイト専用のサイト」をチェックしてみてください。
治験についての詳しい情報は公的サイトで公表されている情報もご確認ください。
厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/fukyu.html